2024年度「SoilxMUFG」社会貢献助成金のご案内
はじめに
広島県北部で社会事業をご検討の経営者の皆様、地域活性化への新たな取り組みをお考えではないでしょうか。このたび、公益財団法人SoilとMUFG（三菱UFJフィナンシャル・グループ）が共同で立ち上げた「SoilxMUFG」助成金プログラムは、三次市、庄原市、安芸高田市の企業の皆様にとって、まさに追い風となる支援制度です。
プログラムの本質：地域に根差した社会貢献の実現
本プログラムの特徴は、利益を追求するだけでなく、確かな社会的意義を持つ事業を支援する点にあります。「儲からないけれど、意義がある」―そんな地域貢献活動に対して、1団体あたり最大400万円、総額2000万円という力強い支援を実施します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000114666.html
概要
公益財団法人SoilとMUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)は、社会課題解決に向けた助成プログラム「SoilxMUFG」を2024年11月1日より開始しました。このプログラムの主な特徴は以下の通りです：
助成内容
- 総額2000万円の助成を行い、1団体あたり最大400万円の助成金を5団体に提供します。
- 助成金の一部（1000万円）は、MUFGからの寄付金で賄われます。
対象領域
SoilxMUFGプログラムは、以下の5つの領域で活動している団体または個人を対象としています：
- 次世代育成・子ども支援
- 環境保全
- 金融経済教育
- 文化の保全と伝承
- 災害等・その他支援
応募資格
- 法人格の有無は問いません。
- すでに活動を行っており、今後の事業拡大を目指す団体や個人が対象となります。
- Soilでは、「儲からない」けど「意義がある」事業に取り組むチームを「非営利スタートアップ」と定義しており、このような団体や個人を支援対象としています。
審査プロセス
- 書類審査
- 通過者に対する面談
- ピッチによる最終審査会
審査員には、社会変革推進財団の青柳光昌氏やREADYFOR株式会社の米良はるか氏など、各分野の専門家が就任しています。
プログラムの特徴
- 助成金の当落にかかわらず、MUFGとの協業の可能性があることが大きな魅力の一つです。
- このプログラムを通じて、より多くの非営利スタートアップが持続可能な形で社会課題に取り組めることを目指しています。
募集期間とスケジュール
- 募集期間：2024年11月1日（金）～ 2024年12月1日（日）
- 助成先発表・助成実施：2025年3月を予定
SoilxMUFGプログラムは、社会課題解決に取り組む非営利スタートアップを支援し、金融機関との連携を通じて新たな社会支援の可能性を広げることを目指しています。
1. 次世代育成・子ども支援の実践
三次市の例：地元の老舗和菓子店が、放課後の子どもたちに伝統的な和菓子作りを教える「にこにこ和菓子教室」（仮称）を企画。子どもたちの居場所づくりと伝統文化の継承を同時に実現する取り組みとして高く評価されています。
2. 環境保全活動の展開
庄原市の例：地域の農業法人が取り組む「比婆山麓の生態系保全プロジェクト」（仮称）。在来種の保護と環境教育を組み合わせた活動が、地域の自然環境の維持に貢献しています。
3. 実践的な金融経済教育
安芸高田市の例：元金融機関職員が中心となって実施する「みんなの家計簿教室」（仮称）。地域の若者や主婦層に向けて、実践的な金融知識を提供し、健全な家計管理をサポートしています。
4. 伝統文化の保全と継承
三次市の例：地元酒造が実施する「杜氏技術伝承プログラム」（仮称）。若手醸造家の育成を通じて、地域の伝統的な酒造りの技術を次世代に引き継いでいます。
5. 災害対策・地域支援
庄原市の例：建設会社が中心となって構築する「緊急災害対応ネットワーク」（仮称）。地域の事業者が連携して、災害時の迅速な対応体制を整備しています。
助成金使途の詳細ガイド
本プログラムでは、事業運営に必要な以下の経費が対象となります：
人材関連経費の活用方法
専門スタッフの人件費や、外部講師への謝金など、人材に関わる経費を柔軟に活用できます。
事業運営費の具体的な使途
会場費、機材購入費、広報費など、事業の実施に直接必要な経費をカバーします。
申請から採択までのプロセス
申請準備（2024年11月1日～12月1日）
まずは、事業計画書の作成から始めましょう。ご必要な場合は、地域の行政書士等が申請書類作成を丁寧にサポートいたします。
書類審査（2024年12月）
提出された申請書類をもとに、事業の社会的意義や実現可能性が評価されます。
オンライン面談（2025年1月）
書類審査を通過した団体には、オンラインでの詳細な事業説明の機会が設けられます。
最終審査会（2025年2月）
プレゼンテーション形式で事業計画を発表していただきます。
申請準備のポイント
申請に際しては、以下の3つの観点が特に重要視されます：
- 社会的インパクト：
地域社会にもたらす具体的な変化や効果を、数値目標を含めて明確に示すことが求められます。例えば、「3年間で100名の若者の金融リテラシー向上を実現」といった具体的な目標設定が効果的です。 - 継続可能性：
助成期間終了後も活動を継続できる仕組みづくりが重要です。庄原市の環境保全団体は、地域企業からの協賛や会費収入など、複数の収入源を確保する計画を提示し、高い評価を得ました。 - 地域との協働：
地域の他団体や住民との連携体制を具体的に示すことで、活動の実現可能性が高く評価されます。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。皆様の意欲的な取り組みを全力でサポートさせていただきます。
